沼津高専 電子制御工学科に所属する大沼研究室の紹介です.
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2024年現在,専攻科2年2名,5年生4名の計6名の学生が所属しています.
電気自動車,鉄道,家電機器,産業機器などに用いる同期モータの高性能制御の研究を行っています.
一般に同期モータを制御するには,回転子の位置を検出する位置センサが必要ですが,モータに位置センサを取り付けることは,信頼性の低下や配線に伴うコストの増加に繋がります.そこで,モータの電流・電圧などから回転子の位置を推定することで,位置センサを用いない"位置センサレス制御"について研究しています.
交流モータの制御を行う座標系として,一般的には回転子の磁極方向を基準にとったd-q座標系が用いられます.しかし,近年の電気自動車,鉄道,家電機器,産業機器などに用いられる埋込磁石同期モータのような高効率・高出力な同期モータでは,トルクと電流の関係が非線形かつ複雑化しており,様々な用途や運転条件に応じて複雑な制御を行う必要があります.大沼研究室では,そのようなモータの制御に適した"新しい座標系"の考え方を提案し,その座標系に基づいた様々なモータの高性能制御法について研究しています,