Numazu Workshop 2023

研究会「中性子星・超新星におけるニュートリノ・原子核物理」

Remaining issues of neutrino, nuclear physics in neutron stars & supernovae

March 27-28, 2023

Numazu College of Technology



開催日程・場所:

日時:2023年3月27日(月)〜28日(火)

会場:ぬましんCOMPASS(3F : ワークショップスタジオBUZZ + 沼津高専サテライトオフィスN-com

アクセス:JR沼津駅北口徒歩5分 (案内)

目的:

このワークショップは、ニュートリノ・原子核と天体・宇宙の物理を繋ぐ観点から研究者が集まり広く議論を行うことを目的としています。 具体的には、中性子星・超新星爆発の数値シミュレーションにおいて様々な役割を果たしているニュートリノ・原子核物理の諸問題について議論します。

超新星シミュレーション計算へ向けた高温高密度核物質の状態方程式データテーブルは広く普及しており、様々な改良が行われて種類も豊富になりました。一方で、観測や実験による核物質の性質に制限がつけられたり、組成の取り扱いの問題などで、改善が必要な点もでてきています。さらに、ブラックホール誕生や中性子星連星の合体シミュレーション計算では、超新星とは異なる極限環境に達するため、さらなる拡張も必要となってきています。また、ニュートリノは爆発メカニズム・観測・元素合成において重要な役割を果たしており、輻射輸送過程の取り扱いや高密度でのニュートリノ反応の吟味が課題となっており、原子核組成の変化に関わる核反応過程などにも関連してきています。

この研究会では、超新星や中性子星などの天体現象におけるニュートリノ・原子核物理に関する研究者が集まり、 状態方程式データテーブルのほか、様々なニュートリノ・原子核物理過程の課題について自由な議論を行って、次の課題や今後の発展方向を見出す機会となればと思います。

サポート:

世話人:住吉光介(沼津高専)、古澤峻(関東学院大)、原田了(理研)、松古栄夫(KEK)

この研究集会は、科研費基盤B「第一原理計算で探る重力崩壊型超新星の非球対称爆発メカニズムと核物理の役割」の活動の一環として行われるものです。

日程:プログラム

午前:発表(元素合成)
午後:発表+議論(状態方程式)
午前:発表(中性子星クラスト)
午後:発表+議論(ニュートリノ)
午前:共同研究の打合せ
午後:共同研究の打合せ


交通:

ぬましんCOMPASSは、JR沼津駅北口から歩いてすぐのところにあります。JR沼津駅北口と南口は駅構内通り抜けができませんのでご注意ください。駅の西側で線路ガード下を通り抜ける近道があります。

宿泊:

宿泊は沼津駅北口が最も便利です。ただし、繁華街としてのお店の多くは南口の側にあります。上述のガード下の近道を歩けば、そんなに時間はかからないでしょう。沼津には漁港があり、魚市場の周りで新鮮なお魚を提供する店がたくさんあります(いちおう徒歩圏)。駿河湾・富士山の眺めのよい展望水門「びゅうお」もあります。新幹線三島駅から電車で一駅です。遠方の方で宿に迷う場合は相談にのります、住吉まで。(三島駅・沼津駅周辺のホテルについてはこちら。)


(参考1)沼津高専は新幹線三島駅北口からタクシーで約10分ほどの所にあります。沼津駅北口からだと遠いです。詳しくは 沼津高専 のアクセスを参照下さい。 (地元民による情報はこちら。)

(参考2)三島のお店好みの方は、三島駅南口付近の各種ホテルが便利でしょう。三島駅も駅構内通り抜け不可、北口と南口は大きく回り道が必要です。 三島は、湧き水が流れる街で、三島大社・柿田川湧水などがあり、食べ物も美味しく、 伊豆方面への玄関口としても基点となる所です。


歴史:

沼津では、以前より同様の趣旨で研究会が行われてきており、今回が第6回となります。 2007年, 2008年, 2009年 に行われたNumazu Workshopでは、 超新星爆発を中心とした天体現象での高温高密度物質にまつわる物理の問題について、 お互いに情報交換・問題解決・研究交流をする場を提供して、 普段と違うゆったりとした気分で親交を深める目的で行われてきました。 2015年 には、三島商工会議所において国際会議として開催されました。 国内外から研究者が集まり、超新星爆発の数値シミュレーションや 関連する原子核物理について最新の成果が発表され、活発な議論が行われました。 2018年には、Shen EOS tableを構築した研究メンバーと関連研究者が集まり、EOS tableの発展についてじっくりとした議論が行われました。普段よりゆるやかな気分のもとであれこれと話をして、新しい発想のヒントとなるような機会になればと考えています。

過去の案内:2007年第1回WS, 2008年第2回WS, 2009年第3回WS, 2015年第4回WS, 2018年第5回WS

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March 24, 2023