return to upper page Update 2012.8.23 New 2012.8.23
【「ペーパーブリッジ」裾野市立鈴木図書館】
- 【はじめに】夏休み子ども体験講座(科学遊び講座) として,2012年8月3日に出前授業を行いました.
その様子(写真等)をII.とIII.に,
詳細をIV.〜VIII.に示します。
- 【使用したスライド】
1枚目のスライドです.
ここでは蛇腹(じゃばら)がたの橋を示しますが,これが最適と決まったわけでは
ありません.自由に橋を考えて作ってください.
なお,今回は橋げたの離れ方は230mm(23cm) としました.
おっこちたときのおもり(ワッシャー,コイン?)の数を数えます.
Ann (nは数字) のように,数字が二けたついている場合は,個人を示します.
An (nは数字) のように,数字が一けたついている場合は,班を示します.
一つの班は,4名程度からなります.
A11さんは,Z11さんと競い合い,勝ったならAグループが1点得ます.
4人組のA4班は,4人組のZ4班と競い合い,勝ったならAグループが4点得ます.
団体戦は,ポイントが大きいですから,特に注意深く作りましょう.
当日はこの予定表を掲げて進行しましたが,ほぼ予定通りに進みました.
なお,研究時間については,「学生一人あたり3枚の白い紙を渡した」上で,
活動を始めさせました.A4班は4名の学生からなりますので,班全体では12枚の
紙を得たことになります.
競技会に向けては,「競技参加毎に1枚の緑の紙を渡した」上で,完成品を作って
もらいました.
A4班は4名の学生からなりますが,班で1つの橋を作って競技に参加するのです
から,緑の紙は1枚得ただけです.
その後,
・1,2年生の個人戦
・3年生の個人戦
・4,5,6年生の団体戦
と,合計3回の競技会を行いました.
・最後の行は,「就職活動」に限定してスライドを作りましたが,
コミュニケーションは,社会生活において非常に重要な能力であり,就職以外
にも役立ちます.
- 【写真】
ご挨拶から始めさせてもらいました.
受講生もたくさん来てくれました.
プロジェクターと黒板を使いながら話します.
話しが終わったら,材料の配布です.
それではこれから「研究タイム」です.コインをたくさん乗せる橋を,見つけてください.
頑張って,良い構造を見つけてください.
この構造では,コインは幾つ乗りますか?
それでは今から競技会をします.
位置にについてください.
橋に乗せられるコインを数えます.
どれだけ乗るだろう.
壊れたら,その橋は数が決定.
これで全部の橋のコインが決定です.
集計の結果,Zグループが,Aグループに勝ちました.
参考(黒板)
- 【場所と日付】 裾野市立鈴木図書館において, 夏休み子ども体験講座(科学遊び講座) として, 2012年8月3日に「ペーパーブリッジ」という題で出前授業を行いました.
- 【全体の概要】 小学校1〜6年生から約20名の募集ということで 裾野市の広報にも案内を出していただきました.少し人数は増えましたが,大丈夫です.みんなで楽しみましょう.
なお,ご兄弟の関係で,もう少し若い方の参加もありました.
- 【実際の授業】 授業時間としては105分を確保していただきましたが,時間通り終えることができました.なお,進行にあたって,裾野市の職員の方々にはお手伝いを頂き,感謝しています.
- 【費用など】
・必要なものは紙だけですので,安価に進めることができました.
・お弁当などを頂きました.美味しかったです.感謝申し上げます.
- 【その他】
・後ほど,感想文を送付していただきました.ありがとうございました.
皆様から,「楽しかった」,「Zグループが勝って嬉しかった」「家でもやってみたい」
といった感想を頂きました.積極的に参加して頂き,ありがとうございました.
・広報裾野2012.7.1号に案内が載っています.
- 【link to】
・紙レコード in 袖師中学校(静岡市清水区)リンク
・紙レコード in る・く・る(静岡科学館)リンク
・静岡科学館る・く・るのトップページ
−−−望月から−−−
楽しんでもらえたでしょうか.
今回のサイエンス体験には,3つのポイントがあります.
一つは,「紙で橋を作る」という面白さです.
少しの工夫で,載せることのできるコインが大きく変わります.
ここに工夫のし甲斐があるというものです.
二つ目は,集中することで知恵が湧き出たという体験です.
今回は,2つのグループに分けて,その対抗戦にしましたので,
競争をモチベーションにして,取り組めたと思います.
もう一つは,課題を実現するために,グループで知恵を出し合う楽しさです.
複数人で知恵を出すことで,
一人ではあり得なかったあり得なかった成果があったとすれば,
それは真のコミュニケーションができたということです.
ペーパーブリッジでなくても,何か考えることで,競い合える課題が見つかると思います.
そうした独自の課題に,友人と取り組んでみたらどうでしょうか.
なお,裾野市の図書館のスタッフの方にも積極的なご支援を頂き,
本当に有難うございました.この場を借りて感謝申し上げます.
翌週には,受講生のみなさんから感想文を頂き,感激しました。
私にしても本当にいい思い出になりました。
今後とも教材の改善に取り組みたいと思います。他の学校からのお問合せもお待ちしています。
問合せ先は,沼津高専の教務課になります。
(なお,日程の関係で,全てを受けられるとは限りませんことを御了承下さい)