できあがった8mの標本パネルを前に解説する藤枝孝善名誉教授(写真右) |
しかし,このときは保存方法を決定するには至らず,とりあえず露頭の写真パネルを作成し,図書館1階ロビーの壁面に展示しました。
その後,専攻科棟の隣に新しい講義棟が建設されることになり,露頭を保存できる最後の機会がとなったため,保存方法について再度検討がなされました。その結果,現れた露頭を現地でそのまま長期的に保存するのは技術的に困難なことから,露頭表面を剥ぎ取り標本パネルに加工して保存することになりました。新校舎の建設と並行して1999年4月から6月にかけて業者が剥ぎ取りを行い,標本パネルに加工されて,同年10月に完成しました。
標本パネルは,図書館の1階ロビーの壁面に設置され,常時展示されています。授業等で活用されるほか,一般にも公開しています。