4. 『マハーバーラタ』あらすじ

19) ドゥルヨーダナの死

 戦争は、ついに18日目に入った。カルナの跡を継いだクル軍の将軍シャリヤは、ユディシュティラと格闘して殺された。ドゥルヨーダナは、逃れて池の中に隠れた。日が落ちても、パーンダヴァはドゥルヨーダナを追い求め、見つける。ビーマと一対一の決闘をすることになる。二人は棍棒で打ち合うが、簡単には決着がつかない。クリシュナは、ビーマが力ではすぐれても、技ではドゥルヨーダナが上回っているので、反則技を使わなければ勝てないと考える。クリシュナの知恵で、アルジュナはビーマに目配せさせる。ビーマはその意味を悟って、ドゥルヨーダナの腿を打つ。大木が倒れるようにドゥルヨーダナは倒れる。


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