アナグリフ方式による地形の実体視


ステレオフォトメーカーを利用したアナグリフ画像の作成方法

ここでは,ステレオフォトメーカーを利用して2枚の画像からグレーアナグリフ画像を作成する手順を紹介します。ステレオフォトメーカー Version 4.31 を例に説明します。 異なるバージョンでは操作や画面が若干異なる可能性がありますので,ご了承ください。 ステレオフォトメーカーについての詳細は むっちゃんのホームページ をご参照ください。

事前にステレオペア画像を用意しておいてください。 2枚の画像は別々のファイルとして保存しておいてください。

【スクリーンショットなしのシンプルな解説ページはこちらです。】
  1. ステレオフォトメーカーで2枚の画像のファイル両方を開く。
    「ファイル」→「左右の画像を開く」を選ぶ。
    Screenshot
    まず「左側の画像を開く」ダイアログボックスが表示されるので,左目で見るほうの画像ファイルを選んで開く。
    Screenshot
    続いて「右側の画像を開く」ダイアログボックスが表示されるので,同様に,右目で見るほうの画像ファイルを選んで開く。
    Screenshot
    2枚の画像が並べて表示される。
    Screenshot
  2. 2枚の画像を実体視する際の位置調整をおこなう。
    「調整」→「簡単位置調整...」を選ぶ。
    Screenshot
    「簡単位置調整」ダイアログボックスが表示される。左側上部の「表示」欄で「左右画像表示(アナグリフ)」が選択されていて,右側にアナグリフ画像が表示されていることを確認する。(この段階では,赤青メガネで見てもうまく実体視できないことが多い。)
    Screenshot
    左側上部の「横位置」のスライダーバーを動かし(国土地理院撮影の空中写真などの場合,スライダーバーを大きく右に動かし),赤と青の画像に写った同じ部分がほぼ重なるように位置合わせを行う。
    Screenshot
    とくに注目して見たい部分について,赤と青の画像ができるだけ重なるように,横位置および縦位置を調整する。(かなり位置があってきたら,赤青メガネで実体視しながら微調整するとよい。)
    位置調整ができたら「OK」ボタンをクリックする。
  3. アナグリフで表示させる。
    「ステレオ形式」→「アナグリフ(グレー)表示」→「赤-シアン」を選ぶ。
    Screenshot
    アナグリフで表示される。
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  4. その他の加工
    必要に応じて,トリミング(一部の範囲を抜き出し)やサイズ変更などをおこなう。
  5. アナグリフ画像を保存する。
    「ファイル」→「ステレオ画像保存」を選ぶ。
    Screenshot
    適当なファイル名を付けて保存する。なお,ファイル形式については BMP, PNG, TIFF などを推奨する。JPEGファイルは画像が劣化(色調が少し変わる)ため,また,GIFファイルはフルカラー表現ができないので,これらの形式はアナグリフには適していない。
    Screenshot
※このページに掲載しているスクリーンショット中の空中写真画像には,国土画像情報(国土交通省)を使用しました。

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