アナグリフ方式による地形の実体視


陸域観測技術衛星「だいち」による画像


画像提供 JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2006年1月に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち」には,パンクロマチック立体視センサ(PRISM)が搭載されています。このセンサは,可視域を観測する光学センサで,地表を2.5mの分解能で観測することができます。「だいち」は高度約700kmの軌道を回りながら,地形データを取得するために,衛星の進行方向に対して前方,直下,後方の3方向を同時に観測します。すなわち,同一地点について3方向からの観測画像を取得することができ,これらの画像を使って地形を実体視することができます。

山梨県南部



画像提供 JAXA
前方視直下視後方視

上に掲載した3枚の画像は,衛星が北から南へ(画面の左から右へ)移動しながら観測したものです。 前方視 - 直下視 または 直下視 - 後方視 の画像の組み合わせで実体視することが可能です。

このページでは,JAXAより公開された画像をもとにと作成したアナグリフをご覧いただけます。なお,このページに使用したPRISMの観測画像についての詳細は,JAXAのプレスリリース(2006年2月15日発表)をご覧ください。

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画像提供 JAXA

前方視 - 直下視 の画像によるアナグリフ

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画像提供 JAXA

直下視 - 後方視 の画像によるアナグリフ

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画像提供 JAXA

前方視 - 後方視 の画像によるアナグリフ

アナグリフ画像をご覧いただくには,赤青メガネ(左目-赤,右目-青)が必要です。
長時間見続けると目が疲れますので,十分に注意してください。


画像の使用をご快諾くださいました宇宙航空研究開発機構(JAXA)に感謝申し上げます。

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