赤青メガネで見る伊豆半島ジオパーク

河津七滝(かわづななだる)ループ(きょう)

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河津七滝(かわづななだる)ループ(きょう)

(河津町)

「天城越え」の国道414号線にあるループ橋です。直径80mの二重のループで高低差45mをいっきに上り下りします。ループ橋ができる前は東側の山の斜面をつづら折れになった道が通っていましたが、1978年の伊豆大島近海地震でがけ崩れにより通れなくなったことをきっかけに、このループ橋が建設されました。険しい天城の山を克服するための人々の工夫のひとつです。
ループ橋の足元には平坦な地形面を見ることができます。これは伊豆東部火山群の火口のひとつである登り尾南火山が約2万5000年前に噴火して流れ出た溶岩がつくった地形です。河津川に沿って段丘状に分布しているのが分かります。溶岩は美しい渓谷と滝を作り出しました。これがループ橋の近くにある河津七滝(河津川にかかる7つの滝)です。

国土地理院の空中写真(CCB-2012-4 C12-3, 4 2013年撮影)から立体視画像作成

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地理@沼津高専