赤青メガネで見る伊豆半島ジオパーク

鉢窪山(はちくぼやま)

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鉢窪山(はちくぼやま)

(伊豆市)

鉢窪山は、伊豆東部火山群のひとつで、約1万7000年前に噴火した火山です。噴火で吹き上げられたマグマのしぶき(スコリア)が噴火口の周囲に降りつもってできたスコリア丘という地形で、頂上にはすり鉢状の噴火口が残っています。
鉢窪山のふもとからは溶岩が流れ出し、なだらかな溶岩台地を作り出しました。溶岩の上の平坦面には集落と農地ができました。山深い「天城越え」の地で、溶岩台地は人々に貴重な生活の場を与えてくれています。また,火山がつくった大地から湧き出す豊富な水は,特産品のわさび栽培など人々の暮らしを支えています。
狩野川上流部の本谷川が溶岩台地を侵食してできたのが浄蓮の滝です。落差は25mあり、滝をつくる玄武岩の岩盤には柱状節理が見られます。

国土地理院の空中写真(CCB-77-19 C9-16, 17 1978年撮影)から立体視画像作成

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地理@沼津高専