赤青メガネで見る伊豆半島ジオパーク

丹那(たんな)断層

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丹那(たんな)断層

(函南町)

丹那断層は函南町東部を南北に延びる活断層です。田代盆地(写真中央)の西端を通っており、その南にある長い谷へと続いて、丹那盆地(写真下)へと延びています。直線的な盆地と山地の境界や、まっすぐに延びる長い谷は、断層によってできました。
丹那断層は、断層をはさんだ反対側が左側にずれる「左横ずれ」というタイプの断層です。かつて東西に続いていた谷が、過去に何回も繰り返された断層の活動により、断層をはさんで南北に約1kmも食い違っている地形を見ることができます。
1930年に活動し、北伊豆地震(マグニチュード7.3)が発生しました。このときは場所によっては2mを越える横ずれが生じました。この地震による揺れは震源の近くでは震度7に達したと推測され、死者・行方不明者272名という大きな被害を出しました。

国土地理院の空中写真(CCB-94-1X C2-24, 25 1994年撮影)から立体視画像作成

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地理@沼津高専