第6問 トランジスタの基本回路 | |
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ファイル ' n61.cir ' の中身。
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* circuit 61 .tran 10u 1m 0 5u Vs 1 0 sin(0V 1mV 10kHz) C1 1 2 1u Vcc 10 0 DC 12V R1 10 2 500k RL 10 3 500 Q1 3 2 0 Q2SC1815 * the next 4 lines are EQIUVALLENT to Q1 *Rb 2 20 2350 *Vctl 20 21 0 *Vbe 21 0 0.700 *F1 3 21 Vctl 551 .probe *----------------------------------------------------- * copy from http://www.madlabo.com/mad/edat/spice/index.htm *----------------------------------------------------- * HItachi Si EP High speed switch .model d1s2075 D(IS=1.387E-9 N=1.702 RS=1.53 + CJO=1.92pf VJ=0.4996 M=0.0605 TT=5ns BV=75 IBV=100E-15) * *Low Noise Amp PC=0.4W Ic=0.15A Vcbo=60V .model Q2SC1815 NPN(Is=2.04f Xti=3 Eg=1.11 Vaf=6 Bf=400 Ne=1.5 Ise=0 + Ikf=20m Xtb=1.5 Br=3.377 Nc=2 Isc=0 Ikr=0 Rc=1 Cjc=2p + Mjc=.3333 + Vjc=.75 Fc=.5 Cje=5p Mje=.3333 Vje=.75 Tr=10n Tf=311.1p + Itf=0 Vtf=0 Xtf=0) * TOSHIBA 90-01-29 creation * *Low Noise Amp PC=0.4W Ic=0.15A Vcbo=50V .model Q2SA1015 PNP(Is=295.1E-18 Xti=3 Eg=1.11 Vaf=100 Bf=110 Ne=1.5 Ise=0 + Ikf=0 Xtb=1.5 Br=10.45 Nc=2 Isc=0 Ikr=0 Rc=15 Cjc=66.2p + Mjc=1.054 Vjc=.75 Fc=.5 Cje=5p Mje=.3333 Vje=.75 Tr=10n + Tf=1.661n Itf=0 Vtf=0 Xtf=0) * TOSHIBA 90-01-23 creation * * Ideal Operational Amplifier . . . K. Mochizuki 2002.3.15 * + - out .subckt opamp00 1 2 3 params: av = 1000000, vcc=15 rin 1 2 1G eout 3 0 value={max(-vcc min(vcc av*v(1,2) ) )} rpow 3 4 1G .ends *----------------------------------------------------- .END | |
---解説: 行頭の + 記号は,前の行から続くという意味である。 青色の部分はこのシミュレーションには不要である。 しかしこれらをつけておけば,ちょっとした回路の修正が, 簡単に行えるために,ここではあえて残しておいた。 .model は,デバイスのパラメタを与える。 パラメタは非常に重要であり,もしパラメタが不確かなら,シミュレーションも意味を失う。 パラメタは,デバイスの測定によって求められる。 メーカーが販売するシミュレータでは,メーカーが保証するパラメタを使うことが出来る。 ( P-Spice や H-Spice など) しかし,フリーの SPICE を使う場合は,パラメタはユーザーが設定しなければならない。 今回は,小信号用として最も一般的なものを Web 上の「フリー」サイトから探して使った。 なお,著作権は,明示してあるものについては開発した会社にあり, 明示していないものについては数理設計研究所にある。 著作権はここにないのだから,断り無く勝手にコピー,改定は行わないこと。 数理設計研究所 http://www.madlabo.com/mad/edat/spice/index.htm 回路 n61 をシミュレーションするための操作 (1) ngspice の起動。 (2) 「file」>「open」から n61.cir を開く。 (3) 「file」>「run」 コマンドによるシミュレーションの実行。 (4) 「Graph」>「Select Vector」コマンドを選ぶ。 --->すると,表示すべき電圧を聞いてくる。 (5) v(1) と打ち込んで表示し,信号源の振幅を記録する。 (6) 手順(4),(5)を参考に,ベース電圧 v(2) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (7) 同様に,コレクタ電圧 v(3) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (8) 再計算用のパラメタ変更のため,「Command」>「Edit source」から編集を開始し, プログラム内の Q1 の行をコメントアウトし, プログラム内のコメント4行を通常のプログラムに戻す。 (9) 再計算をする。 (10) ベース電圧 v(2) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (11) コレクタ電圧 v(3) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (12)手順(6),(7)によるトランジスタの入った回路の結果と, 手順(11),(12)による等価回路による結果が,非常に近い値であることを確認せよ。 (13) 再計算用のパラメタ変更のため,「Command」>「Edit source」から編集を開始し, 旧(F1 3 21 Vctl 551) 新(F1 3 21 Vctl 451) と,修正する。なお,F1 は電流制御電流源であり,ここで修正したのは,hFE である。 (14) 再計算をする。 (15) ベース電圧 v(2) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (16) コレクタ電圧 v(3) をグラフ表示し,電圧変化範囲を記録する。 (17)手順(11),(12)による結果と, hFE を変化させた手順(15),(16)による結果を比較せよ。 この回路は簡易バイアス回路である。 この手順により,「等価回路を使った回路解析は意味のあるものである」ことが確認できる。 また,「簡易バイアス回路は,温度変化に伴う hFE の変動によって,バイアス点が大きく変わる」 ということが確認できる。 | |
ファイル ' n62.cir ' の中身。
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* circuit 62 .tran 10u 1m 0 5u Vs 1 0 sin(0V 1mV 10kHz) C1 1 2 1u Vcc 10 0 DC 12V R1 10 2 10.3k R2 2 0 1.7k RL 10 3 500 RE 4 0 100 CE 4 0 10u Q1 3 2 4 Q2SC1815 * the next 4 lines are EQIUVALLENT to Q1 *Rb 2 20 2350 *Vctl 20 21 0 *Vbe 21 4 0.700 *F1 3 21 Vctl 551 .probe *----------------------------------------------------- * copy from http://www.madlabo.com/mad/edat/spice/index.htm *----------------------------------------------------- * HItachi Si EP High speed switch .model d1s2075 D(IS=1.387E-9 N=1.702 RS=1.53 + CJO=1.92pf VJ=0.4996 M=0.0605 TT=5ns BV=75 IBV=100E-15) * *===以下略(n61と同じ)===* .END | |
回路 n62 をシミュレーションするための操作 (1) ngspice の起動。 (2) 「file」>「open」から n62.cir を開く。 (3) 以下,回路 n61.cir に関する手順(3)〜手順(16)に倣って操作せよ。 (4) v(3) について,最初の hFE の時と修正した hFE の時それぞれの結果を比較せよ。 この回路は電流帰還バイアス回路である。 この手順により,「等価回路を使った回路解析は意味のあるものである」ことが確認できる。 また,「このバイアス方式は,温度変化に伴う hFE の変動があっても,回路動作が安定である」 ということが確認できる。 | |
第7問 トランジスタの応用回路 | |
ファイル ' n71.cir ' の中身。 Download* circuit 71 .tran 100u 5m 0 50u V1 11 0 sin(0V 10mV 1kHz) E2 21 0 11 0 -1 *E2 21 0 11 0 0 *E2 21 0 11 0 1 Vcc 10 0 DC 12V Vee 40 0 DC -12V RL1 10 12 2k Q1 12 11 30 Q2SC1815 RL2 10 22 2k Q2 22 21 30 Q2SC1815 RE 30 40 2k .probe *----------------------------------------------------- * copy from http://www.madlabo.com/mad/edat/spice/index.htm *----------------------------------------------------- * HItachi Si EP High speed switch .model d1s2075 D(IS=1.387E-9 N=1.702 RS=1.53 + CJO=1.92pf VJ=0.4996 M=0.0605 TT=5ns BV=75 IBV=100E-15) * * *===以下略(n61と同じ)===* .END | |
回路 n71 をシミュレーションするための操作 (1) ngspice の起動。 (2) 「file」>「open」から n71.cir を開く。 (3) 「file」>「run」 コマンドによるシミュレーションの実行。 (4) 「Graph」>「Select Vector」コマンドを選ぶ。 --->すると,表示すべき電圧を聞いてくる。 (5) v(11) v(21) と打ち込んで表示し,信号源のそれぞれの振幅を記録する。 (6) 手順(4),(5)を参考に,出力電圧 v(12) と v((22) をグラフ表示し, それぞれの出力電圧の振る舞いを記録する。 (7) 再計算用のパラメタ変更のため,「Command」>「Edit source」から編集を開始し, 旧(E2 21 0 11 0 -1) 新(E2 21 0 11 0 0) または 新(E2 21 0 11 0 1) と,変更する。 なお,E2 は電圧制御電圧源であり, 修正した数字は,Q1 と Q2 のベース電圧の比率を表わす。 即ち,VB(Q1) = +10 win ωt のとき, もしもその数字が-1 ならば VB(Q2) = -10 win ωt であり, もしもその数字が 0 ならば VB(Q2) = 0 であり, もしもその数字が+1 ならば VB(Q2) = +10 win ωt である。 (8) 再計算をする。 (9) 手順(4) に戻る。 この回路は,作動増幅回路である。 以上の手順により,差動入力,シングル入力,同相入力それぞれの場合の回路動作を観測できる。 |