研究紹介

Work

不定比性希土類マンガナイトに関する研究

希土類マンガナイトには様々な派生物質が存在するが、その基本物質であるLnMnO3(Ln:希土類元素)は、希土類元素がLa, Pr〜Dyの場合、室温では歪んだぺロブスカイト型構造を持つ。しかし温度が上昇するとこの歪みが軽減し、より対称性の高い結晶系へ移行するため、これらの物質には構造相転移点が存在する。

これらの物質およびこれより派生する物質の不定比性化合物を合成し、結晶構造、相転移温度および電気伝導度などの物性が不定比性によってどのように変化するか調べ、欠陥構造が物質に及ぼす影響を検討している。



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