(沼津高専・芳野研究室) まえのページに戻ります。
特別物質工学実習 履修のてびき
物質工学科「特別物質工学実習」について 1.科目の目的 学生の「自発的態度の育成」や「効果的なコミュニケーション能力の育成」を行うための科目です。この 科目は、学科が地域の化学教育または化学産業の振興を目的とした事業に参加する機会を利用して、決めら れた指導教官の指導課程のもとに学生がこれに参加する形で行われます。この科目の実施により、学生自身 が化学実験を行うだけでなく、他者の実験操作を指導する機会を得ることで、化学実験についてその理論・ 原理・操作をより深く理解し、実験時の安全対策を考えることによる危機管理能力を高め、自分の専門を通 じて外部と交渉を持つためのプレセンテーション能力を養うことを期待しています。 2.履修学年と単位・時間数 物質工学科の3年生以上を履修対象とし、3, 4, 5年生のいずれかで1単位とします。2日間のイベント参加 (準備・レポート等の所定の課程を含む)をもって1単位と認めます。この科目は工場実習同様、自由選択 科目で、集中講義の形式で行うものとします。 3.対象となる化学教育・化学産業振興事業の例 青少年のための科学の祭典 TEPCOサイエンスステーション 体験広場ボランティアブース 中学生のための化学講座 など
「特別物質工学実習」の履修手順等について 1.履修希望について この科目のイベントの実施が決定された時点で、イベント名と参加実験テーマを公表したうえで、科目担 当教官が3年生以上の学生に対して履修希望を募る。各実験テーマへの学生の割り振り、および人数調整は科 目担当教官が行う。それぞれの学生には、各実験テーマに関わる教官の中から指導教官が決められる。履修 を希望した学生は、科目担当教官および指導教官の指示に従うこと。 2.履修方法について 以下の各項目について、項目ごとにまとめたレポートを作成する。 注:レポートには、科目名・学籍番号・学生氏名・指導教官氏名・参加イベント名・実 験テーマ名・提出日を必ず明記すること。 @与えられたテーマについて、その基礎知識と原理をまとめ、化学的理解を深める。ま た、化学における基礎的な原理が、実際の実験にどう利用されているかについて考え てみる。 A得られた知識を参考にしながら、実験操作をまとめる。特に、実験操作上重要な部分、 危険な部分、後片付けの際の注意点などについてもまとめる。 B予備実験を行ってみる。 C実験の原理や操作について、他者に説明する内容を考え、プレゼンテーションの練習 を行う。服装や言葉使い、イベントの時間的流れについても考える。 D実際に、イベントに参加し、プレゼンテーションを行う。 Eイベント終了後、後片付けを行う。廃棄物の処理についても考える。 レポートは各学生が、イベント終了後1週間以内に科目担当教官に直接提出する。 3.学習成績の評価について 科目担当教官が、イベント指導教官の提出する評価(40点評価)、提出されたレポートの評価(科目担当 教官が行う:40点評価)およびイベント時に行うアンケートによる評価(20点評価)をもとにつける。
まえのページに戻ります。