分子生物学への誘い 癌遺伝子が過剰発現するとダウン症候群になる? http://easyweb.easynet.co.uk/〜ebihara/mb/jp4-0008.htm
<概要> 平坦な顔、心臓、骨の奇形、高い白血病の発病率、精神遅滞などの症状が見ら れ 、500〜1000人に一人の割合で生まれるといわれるダウン症候群が、遺伝子 の過剰発現によって起こること。 ダウン症候群は、23対ある染色体うち、21番が3本になってしまったり、13番 あるいは18番染色体が3本になってしまう病気である。 癌遺伝子であるets−2遺伝子だけを過剰発現させる実験により、この遺伝子 の過剰発現がダウン症候群で見られる骨の異常の原因と考えられている。 <感想> 遺伝子の解析に多く用いられ、真核生物ではじめてすべての遺伝子が解明された という点で非常に興味がありました。 ダウン症候群の原因が染色体の病気ということは知っていましたが、細かくは知ら なかったので興味を持ちました。このような研究がダウン症候群の解明や治療につ ながることが期待される。
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