アナグリフ方式による地形の実体視
アナグリフ画像の作成法
※空中写真画像は国土画像情報(国土交通省)を使用
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アナグリフ画像を作成するには,裸眼実体視と同様に,同一の対象物(地形実体視の場合は地表)を角度を変えて2方向から撮影した,左目用と右目用の2枚1組の画像(ステレオペア画像)が必要になります。この2枚1組の画像に赤と青の色を割り当ててカラー合成したものがアナグリフ画像です。ステレオペア画像が入手できれば,アナグリフ画像への加工はパソコン上で可能です。
地図作成(測量)用に国土地理院などが撮影する空中写真(航空写真)は,前後のコマで撮影対象範囲が60%程度ずつ重複するように移動しながら連続撮影しています。つまり,同じ場所(重複部分)を2つの方向から撮影していることになります。したがって,連続する2コマの写真を用意して,重複部分を抜き出せば,ステレオペア画像ということになります。
また,「数値地図50mメッシュ(標高)」などのデジタル標高データから,陰影図のステレオペア画像を作成することもできます(対応するソフトウェアが必要です)。一部のGISソフト等では,標高データから直接,アナグリフ画像を作成することも可能です。
- (各項目へジャンプ)
- → 素材の入手
- → 簡単にアナグリフに変換できるソフトウェア
- → 汎用グラフィックソフトでのアナグリフへの変換
- → GISソフト等でのアナグリフ対応
素材の入手
- 空中写真
- 国土交通省国土地理院では地図作成用に全国の空中写真を撮影しています。
国土地理院撮影の空中写真は(財)日本地図センターから購入できます。
- 国土交通省国土計画局では,1974年から1990年までに全国で撮影された約40万枚の空中写真(国土地理院撮影)を,国土画像情報としてインターネット上で公開しています。
- デジタル標高データ
- 国土交通省国土地理院ではデジタル標高データとして,「数値地図5mメッシュ(標高)」(大都市のみ),「数値地図50mメッシュ(標高)」(全国をCD-ROM3枚でカバー),「数値地図250mメッシュ(標高)」(全国をCD-ROM1枚でカバー)などを刊行しています。
- NASA(米国航空宇宙局)は,スペースシャトルを使って計測した全世界のデジタル標高データ「SRTM」をインターネット上で公開しています。
2枚1組の画像から簡単にアナグリフに変換できるソフトウェア
ステレオペア画像からアナグリフに変換するソフトウェアとしては,Windows用は ステレオフォトメーカー や Anaglyph Maker が,
Macintosh用(PowerPC専用)は StereoPress があります。いずれもフリーウェアです。
⇒ ステレオフォトメーカーを利用したアナグリフ画像の作成方法
汎用グラフィックソフトでのアナグリフへの変換
上述のソフトの利用が簡単で便利ですが, Adobe Photoshop, Corel Paint Shop Pro 等の一般的な画像加工ソフトでもアナグリフ画像に変換することが可能です。
⇒ Adobe Photoshop を利用したアナグリフ画像の作成方法
GISソフト等でのアナグリフ対応
数値地図ビューア(MacOS版のみ,シェアウェア)やSimpleDEMViewer(MacOS版のみ,フリーウェア)では,数値地図(標高)等のデータからアナグリフを作成することができます。
また,リモートセンシングデータ解析やラスターGISのソフトとして有名な の ERDAS IMAGINE (Leica Geosystems 社) にも,DEMからアナグリフ画像を作成するツールがあります。
MicroImages 社のGISソフト TNTmips (無料のTNTliteを含む) では,DEMのワイヤーフレームをアナグリフ表示することができます。
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