ひとりごと40  自然観察指導員講習会に参加

2015. 3. 25  佐藤 憲史

主催:日本自然保護協会 NACS-J

日時:2015321日(土)―322日(日)

会場:青梅市 かんぽの宿とその周辺

目的:自然保護の考え方や自然観察の手法を学ぶ

NACS-J とは?

NACS-Jは,「日本の自然のしくみを調べ,守り,その意味と価値を社会に広める活動を半世紀以上」(http://www.nacsj.or.jp/nacs_j/)行っている団体であり,会員27千人,常勤スタッフ25名のNGOである.自然観察指導員講習会を継続的に開催しており,今回500回目.これまで,28千人が指導員として登録されたとのこと.

参加の動機

私は自然保護協会会員となって20年くらい.この講習会のことは知っていたが,自然観察会など具体的な活動に参加せず,受講しないままにきた.今回,私の職場に,時々この講習会の講師をしている方がいて,様子を知ることができたことも参加するきっかけとなった.退職後のボランティア活動にでもなるかと思い,参加した.そのような中高年の参加者も何人かいた.その他,自然保護の活動を行っている大学生や関心の高いご婦人,学校の先生,会社・団体から業務の関係での派遣と様々であった.山歩きや野鳥を趣味としている方が多くいた.

学んだこと

²  自然を観察する:森を遠くから見てスケッチする→近づいて見る→森に入って見る→樹や枝,落ち葉を観察する→落ち葉の下の土にいる虫を観察する

²  じっくり見る,五感を使って観察する.

²  生物多様性の保全と私たちの暮らし(座学)

²  自然観察と指導員の役割(座学)

²  自然観察の素材:橋の上で気がついたことを出させる.なぜ丸い石があるか考える.草花にインタビューする.樹の年齢を考える.人工物を評価する.

²  自然観察会の企画・開催:各自5分間の実践

感想

 久しぶりの研修で,しかも若い方が思った以上に多く,同じ志の方と語らい楽しい時間であった.レイチェルカーソン「沈黙の春」の本が座学で話され,昔読んだことを思い出した.身近な自然に発見がいくつもあることを再認識し,さっそく学生と観察会をやろうと思った.

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