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Last Update : '14/1/30 = リンク集を見直す Update : '14/1/29 = Matlab学生向けライセンスについて,最近の情報を反映 : '05/12/20 = 「s で表現された特性の応答」に関しパラメタ τ の使い方を修正 : '05/11/25 = s で表現された特性の応答に関し,「伝達関数」という言葉とラプラス変換関係を修正 : '05/11/22 = s で表現された特性の応答を追加 : '05/6/7 = ラプラス変換を使った解析を追加(ただし,研究室内リンク) : '05/2/1 = 島根大学吉田先生の研究室へのリンクを追加 : '04/8/4 = 言い回しの僅かな改善 : '04/1/5 = 言い回しの僅かな改善 : '03/11/27 = パラメトリック振動を追加 : '03/11/19 = 回路の周波数特性について訂正すると共に例題を追加 : '03/10/27 = plot 関数に関する例題を追加 : '03/10/14 = 偏微分方程式(半導体中のキャリアの振舞)の追加。 : '03/10/07-10 = Scilab に関する記述を加えた。 : '03/3/19 = 目次から各節にリンクを張った。各部言い回しを手直しした。 : '02/2/3 = プログラム例を別ウインドウに表示させることにした。 : '02/1/16 = 回路応答について別ファイルを作り始めた。 : '01/6/29 = 学生用に用意されているソフトについて説明した。 : '01/4/23 = Linkを設けた。(望月の他のページにあったものをここに再配置した) : '00/7/9 = 一日体験入学に備えて言い回しを変更した。 : '99/12/10 = myfunc 周りの言い回しを訂正した。 : '99/9/14 = 一部言い回しを訂正した。 : '99/4/28 = 実行例を加え,一部言い回しを訂正した。 : '98/12/11 = 微分方程式の項を訂正した(配列の使い方を変えた)。 : '98/12/11 = 微分方程式の項を書き加えた。
MATLAB つかいませんか
(Scilabに関する記述も多少あり)
--- MATLAB を使うための ABC ---
Link
目次
  • MATLAB Overview
  • 実行例
  • MATLAB環境の説明(ディレクトリ,ファイル,m-ファイル)
  • 演算
    • 演算a - 電卓として使う,関数一覧
    • 演算b - 1次元配列,配列のグラフ化
    • 演算c - 文字列
    • 演算d - 2次元配列,配列のグラフ化
    • 演算e - マトリクス
  • プログラミング(m-ファイル)
  • 応用 1
    • 応用1a - 交流回路の電圧波形(計算とグラフ化)
    • 応用1b - 実験データの整理(データと,回帰線)
    • 応用1c - Wave ファイル と 信号処理 (FFT,フィルタ)
    • 応用1d - 数値積分
    • 応用1e - 微分方程式 (振子の運動, 外力があったとき, パラメトリック振動)
    • 応用1f - s を使って表記された特性のグラフ化
    • 応用1g - 偏微分方程式 (半導体中の少数キャリアの運動)
  • 応用 2 (link) ( Sorry! Staff Only)
    • 電子回路や電気回路の特性を MATLAB で数値計算する
  • 応用 3 (link)
    • 電子回路や電気回路の特性を MATLAB で Symbolic に求める
  • 応用 4 ( Sorry! Staff Only )
    • ラプラス変換を使った解析


MATLAB Overview

MATLABは,FORTRANを基に, マトリクス演算を強力に扱えるようにしたコンピュータ言語です。
MATLABは,インタープリタ型です。 そのため,ちょうど電卓を使うように, コマンドラインから1行ずつコマンドを打ち込んで, その都度実行することが可能です。 この機能があるお陰で,MATLABを使って問題解決に取り組んだユーザは, 一回の演算ごとの計算結果を確認できるとともに, その結果に応じて次の処理を変えてゆくことができます。
MATLABは,マトリクスや複素数を扱う数値計算は大得意で, 普通の足し算や掛け算の記号を使ってマトリクス演算をすることが可能です。
MATLABは,コンピュータ言語としても使用可能であり, ループ・判断・サブルーチンを含む一連のプログラムによって 複雑な処理もこなすことができます。 しかもインタープリタ型なので,デバッグは非常に簡単です。 例えばプログラムを作ったときに,一部にミスがあってもミスが判明するまで実行できます。 そういうわけで,プログラムの開発に適しています。 (ちなみに,インタープリタ型と対を成すのはコンパイラ型です。 コンパイラ型の場合,1行ずつの実行はできませんし, プログラムも全てにミスがなくなるまで実行できません。 その代わり,一旦実行が始まるとインタープリタ型よりも高速です。 なお,オプションを買えば,MATLABのプログラムはコンパイルすることもできます。 MATLABのコンパイラを買えば,デバックの容易さと処理の高速さのどちらも得られます。)
実際に使用することを念頭に開発されたという意味では, MATLABはC言語に似ているとも言えます。
もともとの用途が,C言語は「システム記述言語」, MATLABは「数値計算をするためのツール」という点こそ違いますが, ユーザの使いごこち第一に機能を充実してきたため, ちょっと慣れれば,非常に使いやすく,極めて優れた道具という事ができます。 (そのかわり,きちっと体系化されて細部まで整合性の取れた命令体系とは, 必ずしも言えないという点も C言語とそっくりです...。)


フルスペックの MATLAB はかなり高価であり, その機能を使いこなしたい人でないとなかなか買いにくいと思われます。 そういう需要のためか, 機能制限付きの安価な「学生向けのMATLAB」も売られています。 興味ある学生には個人的に購入することをお勧めします。
[2014.1 追記 ここから] 2014.1月現在で確認したところ,次のような情報が確認されました:
https://www.mathworks.co.jp/store/default.do
\8,950 学生版MATLB MATLAB & Simulink Student Version
Includes MATLAB, Simulink, Control System Toolbox, Simulink Control Design, Image Processing Toolbox, Optimization Toolbox, Signal Processing Toolbox, DSP System Toolbox, Statistics Toolbox, Symbolic Math Toolbox, Data Acquisition Toolbox and Instrument Control Toolbox.

Student版について,以下の点に注意:
・ユーザインターフェイスは「学生版」であることが示される
・MATLAB本体は,プロフェッショナル版の持つすべての機能が一切の制限なく提供される
・その他,差異については同社のウエブ上に示される
最近のStudent版について詳細を伝えたくても,現物を見ていないので出来ませんが, Webを見た限り各種チュートリアルが非常に充実していることが確認できます。 私が 1998年にこのページを作り始めたのは, 当時はMATLABについて知ることが難しかったので, 調べた使い方をメモしておこうと考えたのが発端でした。 しかし,現在のMathworks社のチュートリアルの充実を見ると, 私のメモ(このWebの情報)は,不要ではないかとも思うくらいです。 [ここまで]

制限機能とは,使える配列のサイズが,16383 以下であることだけです。 (通常版 MATLABは,配列のサイズは計算機のメモリのみに制限されます。) この制限は,学生が通常の学習に使うのであれば,それほど問題になりません。 しかも,親切な入門書も込みです。
「学生向けのMATLAB」のライセンスは 「学生が個人所有のPCにインストールするためのもの」 であり,たとえ購入した本人でも就職したら使えないようです。
安価と言えば,MATLABとほぼ互換のフリーのソフトがいくつか流通しています。 Scilab はフリーのソフトの一つであり, 電気電子工学科のコンピュータ演習室のパソコン24台にもインストール済です。 関数が微妙に異なることもありますが,基本的な使用はほぼ同じです。 MATLABの基本は,そこで身につけることができます。
しかし,私の印象では,MATLAB の方があらゆる面で勝っています。 卒研室によっては「本物の」フルスペックのMATLABを持っていますから, 興味ある学生はそれらの研究室に行ってください。 なお,本屋さんで入手できる本は,たいてい「MATLAB」のための本です。 フリーのソフトを使っている場合には, 本の記述どおりの操作では全然動かない可能性があります。


このページは,望月が「自分が使い方を忘れないため」に作るページです。 また,私の研究室の学生に MATLAB を学んでもらうために作るページでもあります。 従って,例題などは私の研究に近いところでだけ作っています。 ですから,他の部署の方々には殆ど役立たない可能性があります。
もしも質問やご意見がありましたら,分かる範囲で応答しますので, どなたでも遠慮なくご連絡下さい。 2002年 4月からのメールアドレス mochizuki-k@numazu-ct.ac.jp
古いメールアドレス motizuki@ee.numazu-ct.ac.jp
なお,このページを作るにあたって主に参考にした本は,
"The Student Edition of MATLAB The Language of Technical Compution", Version 5 User's Guide, The MATH WORKS Inc., PRENTICE HALLであり,このほかに,以下の情報も適宜参考にさせて頂きました。