第21回 (2020年度)

 

日時 2020年11月15日(日) 9:30-11:40, 13:20-15:30 

内容

「金属樹をつくろう」

 黒く塗ったろ紙の上に置いた銅線に硝酸銀水溶液を滴下して,銅線の硝酸銀水溶液に触れているところから銀が析出するようすを観察しました,観察後は金属樹をラミネート加工して,しおりとして持ち帰りました。解説ではイオン化傾向について触れ,イオン化傾向の差異を利用した実用例として,トタンと電池を紹介しました。

「身近なものを使って色変化を見てみよう! 」

  イソジゴカルミンの色の変化を利用した実験を行いました。はじめに演示実験で,インジゴカルミンを含む水溶液の色が撹拌や静止によって変化することを示しました。その後に青色2号としてインジゴカルミンが含まれている入浴剤を用いて,色の変化を実際に観察しました。最後にインジゴカルミンを用いて,2種類の清涼飲料水に含まれる還元剤の大小を比較する実験を行いました。解説では酸化還元反応を紹介し,還元剤(酸化防止剤)が食品保存に使用されていることを示しました。

場所 沼津高専 物質工学科棟4階 物質工学実験室III

講師 小林美学(教養科),藁科知之(物質工学科),佐々木敬子(技術室)

受講生 14名 (新型コロナウィルス感染症対策のため,少人数で実施しました)

 

午前中の受講生

硝酸銀水溶液の作成

 

午後の受講生

イソジゴカルミン水溶液の色の変化