第19回 (2018年度)

 

日時 2018年11月18日(日), 12月16日(日) ともに 9:30-12:00 

内容

「金属の化学」

 前半は銅リングに亜鉛をめっきした後,それを加熱して銅と亜鉛の合金である黄銅を作成しました。外見が赤銅色から銀色,金色に変化することを楽しむとともに,めっきや合金としての金属の利用法について説明しました。

 後半は3種類の金属を混合,溶融して作成した低融点合金を熱水で溶かしてから粘土で作った型に流し込み,マスコットを作成しました。融点を例に合金になると性質が変わることや,鋳物としての金属の利用について説明した。

「忍者絵の具の化学 」

  紫外線にあたると色が変化する「忍者絵の具」を用いてはがきを書いたり,スライムを作成したりしながら,光反応による物質の変化を説明しました。

 あわせてサンオイルの中に紫外線を吸収する成分が含まれることなどを示す実験などを行いながら,成層圏で紫外線を吸収しているオゾン層の減少や,今回作成したスライムが植物由来の天然成分を使用したものであることに触れ,環境問題にも化学が関わっていることを示しました。

場所 沼津高専 物質工学科棟4階 物質工学実験室III

講師 小林美学(教養科),古川一実(物質工学科),佐々木敬子(技術室)

学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 10名

受講生 28名 (延べ55名)

 

11月18日の全体写真

低融点合金の作成

 

12月16日の全体写真

忍者絵の具についての説明