第16回 (2015年度)

 

日時 2015年11月15日(日), 12月13日(日) ともに 9:30-12:00 

内容

「食べるを化学する -なぜでんぷんはかむと甘いのか-」

 ヨウ素液に純水,だ液,2種類の胃腸薬をそれぞれ加えた溶液に,さらにデンプン溶液を加えることで,だ液と胃腸薬に消化酵素があることを示しました。次にでんぷんが分解されてできるオリゴ糖に注目し,工業的に製造されている7種類のオリゴ糖の風味の違いを試食で確かめました。最後に尿糖検査紙を用いて,だ液中に分泌されている酵素量を,受講生どうしで比較しました。

「高分子ゲルをつくる 」

  前半は,架橋剤とよばれる試薬を加えて合成した化合物と,加えないで合成した化合物の硬さを比較して,同じような化合物でも構造によって性質が異なることを示しました。またつくった化合物(温度応答性化合物)が温度によって水中での様子が変わることも観察しました。後半は水ガラスにエタノールを加えることでスーパーボールを作成しました。

場所 沼津高専 物質工学科棟4階 物質工学実験室III

講師 竹口昌之(物質工学科),山根説子(物質工学科),小林美学(教養科),鈴木猛(技術室)

学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 14名

受講生 22名 (延べ42名)

 

11月15日の全体写真

でんぷんの構造をモデルで説明

 

12月13日の全体写真

実験操作の説明(学生スタッフ)