日時 2012年10月20日(土), 11月10日(土), 12月15日(土) ともに 9:30-12:00
内容
「乾電池の分析と作成」
マンガン乾電池の中の黒色粉末にマンガンが含まれていることと,陰極金属が亜鉛であることを,それぞれ三酸化ナトリウムビスマス,硫化水素との反応から確かめました。その後,酸化マンガン(IV),活性炭,アルミニウム板から簡易マンガン電池を作成して,乾電池のしくみについての理解を深めました。
「香りの化学」
はじめにペーパークロマトグラフィーで混合物を分離できることを,水性ペンのインクで確認しました。その後,フェロモンの一種であるゲラニオールなど3種類のアルコールのにおいを観察してからそれぞれを酢酸と反応させ,においの変化を楽しました。またゲラニオールとの反応については,ペーパークロマトグラフィーで反応が進む様子も観察しました。最後にシトロネラールを用いた実験をおこないました。
「洗剤の化学」
はじめに石けんと合成洗剤の違いを観察する実験を行いました。次に界面活性剤のしくみと働きについての説明を聞いた上で,界面活性剤を触媒として用いる実験を行いました。最後にココナツオイルを配合したセッケンを合成して,セッケンに関する理解を深めました。
場所 沼津高専 物質工学科棟4階 物質工学実験室III
講師 小林美学(教養科),藁科知之(物質工学科),山根説子(物質工学科),鈴木猛(技術室)
学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 19名
受講生 16名 (延べ39名)
10月20日の全体写真
簡易マンガン電池の作成
11月10日の全体写真
ドラフト内で試薬を量りとる
12月15日の全体写真
反応実験