日時 2011年10月15日(土), 11月19日(土), 12月17日(土) ともに 9:30-12:00
内容
「医薬品と染料の合成」
化学合成が身近に役立っている例として,医薬品に使われているサリチル酸メチルの合成と,アゾ染料の合成を行いました。サリチル酸メチルの合成実験では,見た目には大きな変化はありませんでしたが,合成させた試験管から湿布のにおいがしました。アゾ染料の合成では,試薬によってさまざまな色合いの染料ができることを確認しました。
「ケミカルガーデン」
水ガラスによるケミカルガーデンの実験を行いました。ケミカルガーデンが成長する間,風船を用いて浸透圧を視覚的に説明しました。またヨウ素デンプン反応を用いて,浸透圧の説明も行いました。いずれの班も色とりどりのケミカルガーデンを成長させることができました。
「化学繊維の合成」
再生繊維であるレーヨンを,綿から作成しました。注射針からレーヨンが糸状に出てくるようすがおもしろく観察できました。後半には合成したレーヨンを染料で着色するとともに,染色によって繊維を見分ける実験も行いました。
場所 沼津高専 物質工学科棟4階 物質工学実験室III
講師 小林美学(教養科),藁科知之(物質工学科),山根説子(物質工学科),鈴木猛(技術室)
学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 14名
受講生 20名 (延べ45名)
10月15日の全体写真
合成した4種類のアゾ染料
11月19日の全体写真
試薬を取り出す
12月17日の全体写真
注射器で押し出しているレーヨン