第8回 (2007年度)

日時 2007年10月6日(土), 11月3日(土・祝), 12月15日(土) ともに 9:30-12:00 

テーマ 「化学の世界に出かけよう!」

内容

食品の中の酵素の作用についての実験

パイナップルの中に含まれるタンパク質分解酵素を用いて、酵素の働きを学ぶとともに、酵素が熱で失活する様子を観察しました。またりんごの褐変作用を用いて、食物の酸化についても学びました。

 

金属と試薬の反応に関する実験

セルプレートを用いて、4種類の金属イオン水溶液と3種類の試薬の組合わせで生じる化学反応を観察し、金属によって試薬の反応性が異なる様子を観察しました。

 

ビデオテープとアラザンから鉄と銀を探そう

ビデオテープを塩酸の中に漬けて表面の磁性体を溶かし、それに試薬,フェロシアン化カリウムを加えることで、ビデオテープの磁性体の中に鉄が含まれることを観察しました。またアラザンを濃硝酸に溶解させ、塩酸を滴下することで銀が含まれていることを観察しました。2つの検出実験を通じて、身近なものの中に金属が使われていることを理解しました。

 

プラスチックから塩素を探そう

炎色反応を利用して、各種プラスチックを塩素が含まれているものと含まれていないものに分類しました。また食品包装用ラップを例に、塩素を添加する理由についても説明しました。

 

蛍光物質を合成しよう

無水フタル酸とレソルシノールから蛍光物質であるフルオレセインを合成する実験を行い、合成したフルオレセインにブラックライトを照射して、蛍光を発する様子を観察しました。

 

ムラサキキャベツで酸・アルカリを調べよう

  ムラサキキャベツから抽出したアントシアニンを利用して、みぢかな物質の酸、アルカリを調べました。

 

場所 沼津高専 物質工学科 工業化学実験室III

講師 小林美学(物質工学科),古川一実(物質工学科),藁科知之(物質工学科), 鈴木猛(技術室)

学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 13名

受講生 12名 (延べ31名)

 

10月6日のようす

全体写真 実験風景

11月3日のようす

全体写真 実験風景

12月15日のようす

全体写真 実験風景

 

 

実験書