第5回

日時 2004年12月18日(土) 9:30-15:00

テーマ 「物質の温度を変化させてみると...」

内容

「高分子(ポリ酢酸ビニル)の合成と温度による物性変化」

 チューイングガムの原料でもあるポリ酢酸ビニルを、開始剤と乳化剤を添加した酢酸ビニルから重合反応で合成しました。得られたポリ酢酸ビニルを吸引ろ過で分離した後、氷水で冷やした場合とお湯の中で暖めた場合の柔らかさを比較し、ポリ酢酸ビニルの物性がガラス転移点により変化することを体感しました。

「いろいろな合金」

  「銅から銀(?)、金(?)をつくろう」と、「お湯で溶ける合金をつくろう」の二つの実験を行いました。「銅から銀(?)、金(?)をつくろう」では、銅板に亜鉛メッキ(銀色)をした後、それを熱して銅と亜鉛からなる合金である真ちゅう(金色)を作成しました。「お湯で溶ける合金をつくろう」では、3種類の金属の混合物を溶融させて、融点が80℃程度の合金を作り、小麦粘土にマスコットを押し当てて作成した型に湯浴で溶融させた合金を流し込んでマスコットを作成しました。この2つの実験を通じて、合金にすると金属と異なる性質を得ることができることを理解しました。

場所 沼津高専 物質工学科 工業化学実験室III

受講生 31名

担当教官 小林、藁科

学生スタッフ 沼津高専物質工学科の学生 10名

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当日の様子

アンケート結果