4. 『マハーバーラタ』あらすじ

9) ドラウパディー

パーンチャーラ王ドルパダは、姫のドラウパディーのために婿を選ぶ儀式(スヴァヤンヴァラ)を開いた。諸国から姫を求めて王が集った。簡単には引けない強い弓で、空中の金の的を射ぬいた者が姫を得ることになった。誰もが失敗した後、アルジュナが登場し、みごと的にあてる。アルジュナは、ドラウパディーを得て、家に帰り、母に「このほうびを手に入れました」と告げた。母はそれが何か見ないで「みんなで分けなさい」といった。それでドラウパディーは、五王子の共通の妻となった。仲たがいしないよう、誰かがドラウパディーと一緒にいるとき、他の者はその部屋に入らないという掟を作った。掟を破れば、12年の放浪と定めた。五王子はドリタラーシュトラ王から王国の半分を与えられ、カーンダヴァプラスタ(インドラプラスタ)を都とした。


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