4. 『マハーバーラタ』あらすじ

7) ガーンダーリーとドゥルヨーダナをはじめとするカウラヴァ百王子

ドリタラーシュトラは、ガーンダーリーと結婚した。ガーンダーリーは嫁ぐ相手が盲目だと知ると夫の苦難を分かつため黒い目隠しをして生涯とらないと誓った。ガーンダーリーは、二年間身ごもっていた。クンティーの息子が生まれたこととを聞いて、激しい嫉妬に駆られ、彼女は強く自分の腹をうった。肉の玉が転がり出た。それをガーンダーリーに百人の子を恵むと約束していたヴィヤーサが101個に切り分けて甕(かめ)に入れた。一ヶ月もしないうちに、そこから初めにドゥルヨーダナが生まれた。その後に続いて、99人の王子と1人の王女が続々と生れた。

ある日、パーンドゥは妃のマードリーといっしょにいる時、突然欲望に襲われ、ついに死ぬ。マードリーはパーンドゥの火葬の火に身を投げ入れる。王子たちがまだ幼いため、王位はドリタラーシュトラが継いだ。


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