4. 『マハーバーラタ』あらすじ

18) カルナの死

 ドローナの跡は、カルナが引き継いだ。カルナは、アルジュナにも劣らない武勇をふるって奮戦した。戦争の16日目、カルナとアルジュナ、アシュヴァッターマンとビーマは激しく戦ったが決着はつかなかった。17日目、カルナはマドラ族の王シャリヤに自分の戦車の御者になるよう命じた。シャリヤは身分の低いカルナの命令を侮辱と感じた。それで、戦車をわざと泥沼の中に入れて動けないようにした。カルナは、戦車を動かそうとして、とび降りた。そこを背中からアルジュナが矢で射殺した。また、ビーマはドラウパディーを辱めたドゥフシャーサナを、誓ったとおり倒して胸を裂き、血をすすった。


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